【カイトを揚げる前には再度ラインの接続チェックを】 |
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うっかりしていると間違う事が多く、深刻な事故につながるのがウイングとラインの接続。 4ラインカイトでは特に、フロントライン(リーダーライン)とバックラインを繋ぎ間違えてランチングしてしまうとコントロールが効かないばかりか、ウイングがたちまちパワーゾーンで旋回を始めてしまい、フルパワーで引きずられる様な事になります。 引きずられて、地面はもとより堤防やテトラポットなどに激突してしまうと、最悪、後遺症を伴うような怪我をするばかりでなく、命を失う事にもなりかねません。 実際に、事故が少なからず報告されています。 予め接続部分(ブライダル)の結び目の雄雌を変えておいたり、色分けなどの工夫をしたり 最初のウイングとバーを置く位置取りを決めて習慣化しておくなど、 間違いが起こらない様にしましょう。 (基本的な手順は・・・・【実践編−セットアップ−4ライン】 参照) |
※安全の基本は、セッティングの時のバー・ライン・ウイングの位置をしっかり守る事。 ウイングが伏せられ、バーがオモテを上に置かれている状態。 風に逆らわないでセットできる、間違いが少ないやりかた。 |
場所によっては、他の人のカイトがたくさんあったりして 他の人のラインの上にラインを重ねないと張れないなどの不都合が生じる恐れがある時など 、カイトの張り方が基本どうりに行かない場合もあります。 ウイングの置き方は構造上、風向きに対して決まってしまいます。 そこで、ウイングの置き方はそのままに、バーを置く位置を通常とは変えて対処する事があります。 こういう時は特に接続を間違えやすいので、特に気を付けましょう。 |
※基本型と比べて大きな違いは、バーも裏返しに置かなければならない点。 ウイングが、もともと伏せて置かれているので当然といえば当然。 あとはバーの位置だけの違いなので、実際の繋ぐ順序は基本と同じで「内側・地面からつなぐ」。 |
【ボードリーシュについて】 |
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ボードリーシュは、乗り手が沈したりしてボードを足から外した場合に、ボードだけを流さない為に 乗り手とボードを繋いでおくコードの事です。 ある程度乗り慣れて、エアーやボードオフなどのトリックをするようになると、 邪魔になったりして付けないほうが、かえって安全な場合もあり必要が無くなるそうですが、 それまでの間、普段の練習時間を伸ばす為にはあったほうが良い装備だと思います。 ボードを離してしまって回収に時間を割くよりは、ボードについたヒモをたぐって すぐにスタンバイ出来た方が有効な事が多いからです。 良く言われるボードリーシュの問題点としては、足から離れたボードだけが リ−シュ(コード)に引っ張られて、先に沈したライダーの体や頭にヒットする事です。 これは接続を工夫する事である程度防ぐ事ができます。 通常、リーシュはボードの端に接続する事が多いと思いますが、 これではほぼ確実にライダーが履いていない状態でも水面を滑走してしまいます。 履いていない状態においては滑走させる必要は必ずしも無いので、 接続をボードのセンター近辺に移すといいと思います。 ハンドルがある場合はそこでいいでしょう。 こうすると、真ん中がひっぱられ、ボードが脱げた際にひっくり返りやすくなり、 スピードが付きすぎる事は少ないと思います。 但し、ボードが受ける水の抵抗自体は増えるのでリーシュコード自体を一層酷使する事になり、 切れる確率も高くなります。 それほどの負荷が掛かる程の引き具合で滑走したボードが頭や体にヒットする事を考えると、 ある程度消耗品と割り切る事も出来る様に思いますが・・いかがでしょうか。 絶対安全という訳ではありませんので、やるやらないは個々の判断次第ですが、 一考の価値はあると思います。 |
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