【トゥサイド-ライディング】 〜つま先エッジでのライディング〜 |
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◎トゥサイドライディング |
つま先側でのエッジングで乗る姿勢をトゥサイドライディングと呼びます。 サーフィンやスノーボードでのトゥサイドライディングは、ボード上でのバランス取りを克服すれば自然に身に付くほどに基本的な乗り方ですが、カイトボーディングでこの乗り方をするとちょうどカイトに背中向きに引っ張られる乗り方なので、ボードとのバランス取りはむずかしいと言えます。(※1) 又、「きき足」がものすごく明白になる乗り方で、進む方向によっては思うように乗れない、乗りにくいというのをよく聞きます。(※2) 特に、ウォータースタートをトゥサイドライディングから行う事はまず無理(※3)なので、そのフォームにはライディングの途中でボードを回して切り替える場合がほとんどだと言えます。 この切り替えには、ホップしてから着水までの滞空時間中に切り替える 〜180(ワンエイティ)〜 でこなすのが無難な方法だと思います。 ホップの練習中に、その練習のついでとばかりに「えいっ」とばかりに回してスイッチしてやります。
最低限、着水までにボードのノーズ(それまでテイルだった)をウイングの方向辺りまで回せればOK。 残りは着水後に回し込むのがコツと言えます。 これは着水の瞬間に後ろに引っ張られるような感覚を無くす効果もあるのでかなり有効です。 ホップの踏切の時のボードの角度と併せれば、空中で実際に回す角度は180°というよりも90°程度回しているカンジなので、実際には思ったほど回してはいません。思い切ってやってみると意外にカンタンです。 重要なのは、着水までに重心をそれまでとは逆の足に掛かる様にもってくることだと思います。 ライディングを切りかえた直後は、多少オーバーアクション気味にカイトに引かれる反対方向に上体をあずける感覚を意識します(※4)。 それまで進行方向側の足で比較的加重が少ない状態だったものが進行方向後ろ側つま先に移動し、急に加重を感じるようになります。 この加重移動に失敗するとつんのめってしまいますが、コツとしては「感覚的な割り切り」以外にないかもしれません。 これに慣れるには、最初はあまりアップウインドを意識しないで思い切って下るようにするのがいいと思います。 実は、わざわざ跳ばなくてもボードをフラットにして素早く水面を滑らせながらくるっと回す方が簡単(ラク)ですが、この方法はある程度トゥサイドでのライディングの感覚が身に付いてからでないと、途中でつんのめる事が多いです。 ホップの滞空時間を減らすようにしながら慣れていくほうが確実です。 |
※1:アップウインドにこだわらなければ、ある程度、前に引っ張られる感覚で乗れます。 ※2:相当なベテランでも乗りにくい側があって、大会等の時は滅多にそちら側ではトゥサイドにならない事もあるそうです。 ※3:ほんとかなぁ?やってる人が少ないだけで簡単だったりして。今度、試しに今度やってみよ・・・。(・・・私には無理でした。) ※4:後傾とか前傾とか一慨にいえません。あえて言えば「横傾」?!。 |
◎トゥサイドでもボードで水面を揉んでみる。 (それから→ホップ→ヒールサイドのライディングへ) |
ボードの方向、踏み方をいろいろ試してみて、ボードからの反発を覚えるのはヒールサイドライディングの時と同じです。 反発が大きくなる踏み方、踏む手順を探してみて下さい。その反発力にしっかり乗れる様に練習します。 ボード自体の動きの多くは、ヒールサイドの時と変わりません。乗り方、力加減は違うので色々試してみます。 それらがしっかり実感できてホップが確実になってくれば、トゥサイドライディングからヒールサイドのライディングへ戻るのはかなり簡単です。 トゥサイドでのホップの練習をしていれるうちに無意識に戻ってしまうこともあるくらいです。ボードからの負荷が少しでも抜ければ楽な姿勢に戻ってやればいいので、ボードを回し込むのもすんなり行くかと思います。 ヒールサイド、トゥサイドともに、思った時にホップ、ライディングの切り替えができればかなり上手いライダーに見えるのではないでしょうか。 |
◎更にアクティブなボード操作→『トリミング』 |
カイトをひるがえさないで、ウイングを一方方向にロックドインした状態で、なおかつボードのノーズとテールを切り変えない状態。 その状態で ◎ヒールサイドライディングからトゥサイドエッジに移す→すぐヒールサイドに戻る。 もう一方、基準を逆サイドに、 ◎トゥサイドライディングからヒールサイドエッジに移す→すぐトゥサイドライディングに戻る。 というのをやってみます。 ボードで水面を揉んでみるという段階では、最大でもエッジを切り替えずに、ボードの重力方向真上に乗ってみる程度でした。 これにさらにヒールサイド、トゥサイドのボードエッジを重心移動を駆使して自在に移行できるように練習します。 これはあるていど積極的に風下に下る事が条件なので、あらかじめアップウインドをきざんでおくなどして、なるべくゲレンデを広く使うようにします。 他の人とラインが交差したりする場合の危機回避やスピードの調節、ウエーブライディングなどに応用ができます。 |
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