【カイトのセットアップ】 |
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◎4ラインインフレータブルの張り方 |
○コントロールバー、ライン |
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収納時には、バーにラインを巻き付けておくのが一般的ですが、まず最初にこれをほどいていきます。風上に向かうようにしてほどいていくとラインは解けやすいと思います。 バーを風上に置いたら、それぞれのライン自体のねじれなども戻しながら、途中でクロスしないように丁寧に解いていきましょう。 ある程度のテンションがかかっているとほどけやすいので、ピクニックシートを留めるようなプラ製の杭などを砂地に刺しておき、バーをそれに引っかけながらやるのもいいと思います。人によってはバーそのものを砂の中に埋めてしまう例もあるようです。 ラインは微妙に伸びたりする物なので、途中でダンゴになったりからまったりした時は、それ以上ムリに引っ張ったりしないでください。一本一本別々に長さが変わっていくのはカイトの性能にとって、決して好ましい事ではありません。 ダンゴを作らないコツとしてはやはり、しまう時によじらないように丁寧にバーに巻いていくのが最も良い方法です。 |
○ウイング |
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※リーディングエッジを風上側に向けて置きます。 (作業として比較的楽な置き方です) ※押さえている部分に対して、翼端の部分がはためいて、捻れてしまう状態の時には、一時的にリーディングエッジが風向きと平行にになるように置きます。 (ブラダーのねじれを防ぐ置き方です) ○なるべく左右のバテンの空気圧が同じになるように一本一本のエアバテンを膨らましていきます。リーディングエッジ程に損傷の度合いは高くないので多少堅めに空気を入れてもいいようです。 ○最後にリーディングエッジに空気を入れます。この部分の空気の入れ具合は、カイトの性能に少なからず影響を及ぼしますので、柔らか過ぎず硬すぎずを心がけます。パンパンにしてしまうと墜落させたとき、パンクの恐れがありますし、柔らかすぎるとライディング中にウイングが波打ったり、中折れしたりも考えられます。 ※空気を入れセットアップされたウイングを持って移動するときは、リーディングエッジを上側に、その中央付近を持って行います。 |
○接続準備 |
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ウイングを地面に置く時は、風向きに対してウイングのオモテ面(背)を向かわせ、リーディングエッジがまんべんなく接地したような状態にして、風が入らないようにします。更に土嚢をウイング中央付近に乗せ、風で動いたり飛ばないようにします。 ウイングとラインの接続の時には・・・ ○先ほど解いて真っ直ぐにしたラインの上にウイングを被せるようにして置きます。 ○そして下敷きにしたラインのうち外側の2本、つまりバックラインだけをウイングの外側に引き出します。 ○そのラインがコントロールバーの両端から伸びている事や、クロスしたりからまったりしていないかどうかを再度確認します。 (ラインをウイングの外側と内側に置き分けておくと、認識のうえではシンプルになり間違えにくくなります。) |
(ウイングとラインの接続) | |||
さて、いよいよ接続です。 結び方は「ラークヘッドノット」で結ぶものがほとんどだと思います。 構造が簡単で、解いたりつないだりができ、テンションによってさらに堅く絞められ、抜けない結び方です。 |
○ウイング | ||
ウイング「内側・地面からつなぐ」のがいいと思います。 (比較的無難な所を、先に繋いでおく考え方です。) ●まず、ウイングの内側・・・ 『ウイングの「内側」に置かれたフロントライン(フライイングライン)』と、 『ウイングのリーディングエッジ側「地面側」のブライドルライン』を接続します。 ※これについては構造上、左右を違えても事故につながる事は少ないですが、製品によっては決められている物もあるので、ある程度の注意は必要です。 ●次に、ウイングの外側・・・ 『ウイングの「外側」に置いたバックライン(リアライン)』と 『ウイングのトレイリングエッジ側(上側)のブライドルライン』を接続します。 ※これには必ず左右がありますので特に注意を要しますが、 接続前の下ごしらえが正しくできていればまずまちがえないと思います。 ●さらに、接続前に出したバックラインをウイングの下に敷き戻すのもok。 (ラインに足などを引っかけられるのを防ぎます。) |
●ラインの繋ぎの最終チェックをして、カイトのセッティングは完了です。 あとはカイトリーシュ、リリースシステムのチェックをするといいでしょう。 (【予習編−安全対策−カイトを揚げる前にラインチェック】 も参照) |
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